家族ガンダム、終了



最終回を見た。ア・バオア・クーの戦いは子供心にもオオゴトだという印象が強く残っている。実際見てみるとモビルスーツの動きもとても速くて複雑で、引き込まれる。シャアやセイラさんもニュータイプになったようだ。アムロとシャアの肉弾戦や、アムロが肩を突き刺されること、シャアがキシリアをバズーカで撃つところなど、上の子達(9歳女子)は悲鳴をあげて、いやがっていた。始まるまでは、「アムロが死んでしまう」というデマが流れていた(僕が流したわけではない)。



子ども達は、また初めから見る!と言っている。

ジオングは、王貞治監督(当時は選手)に似ていると思っていたことを思い出した。

僕が見た子どもの頃(1980年代初め)は、家にビデオも無く、テレビも自由に見られるモノでも無く、きっと飛ばし飛ばし見ていたのだろう。再放送は夕食前に流されていて、冬のシチューの宣伝や、「大きくなれよ」のハンバーグの宣伝が流れていた気がする。再放送は二回ぐらいあったのだろうか。そんな視聴環境でストーリーを覚えているのは、ストーリーブックがあったからだ。おそらく全4冊あるうちの、1〜3巻で、ビグザム撃破の回までだったが、かなり読み込んでいたと思う。まだ実家にあるのだろうか。

それ以上に僕の生活に染みこんでいるのは、ガンダムのカセットテープがあったことだ。テレビ版では流れない映画版の歌が10曲くらい入っているので、「哀・戦士」や「いまはおやすみ」、「風にひとりで」など、まさに今の僕にも染みついている。風邪を引いたときは、枕元にラジカセを持ってきてこのテープを繰り返し聞いた。これらのどちらかというと悲しい歌に触れていたせいで、アニメ以外でも「春なのに」など暗い曲が小学生男子なのに