木曜の夜にケーブルカーとバスを予約し、金曜15時のキャンセル締切まで天気を検討し、予報は下界もくもりだったり雨が降りそうだったり、でも中には晴れそうな雰囲気のもある中で、とりあえず行くことにた。停滞前線が東に移ることが大きなプラス要因。
まず、忘れ物はサングラス。有った方が良かったろうな。忘れがちグッズは以下の通り。
忘れがちグッズ:タオル、時計、サングラス、
↑今回持っていったもの。35リットルザックでパンパン。
- 左写真上端の腕カバーは、持っていって良かった。寒さ対策にも、日差し対策にもなる。
- 朝食をクリームパンやパイからレーズン食パンに変えた。これくらいの味の薄さが良い。
- イカフライやグラッツはあまり食べる気がしなかった。カロリーメイトで良い。
- 夕食は、赤飯、シチューに加え、鰯甘露煮アルミパックも持っていった。食器も使わず、ゴミはすべて赤飯パックに押し込めるので良い。
- 撤収したテントを洗濯ネットに入れてザック外部に結わえ付ける作戦を始めて実行した。撤収も早まり、ザック内に濡れたモノを入れなくても良くなる。サイズも大きめで良かったが、色があまりに洗濯ネットなので、なんとかならないか。
- オーバーパンツは使った。
- 青いダウンは、今回使わなかった(夜が驚くほど暖かかった)。
- 着替え(下着3点セット)は使わなかった。
- 右下のノースフェイスヘッドバンドは首にも巻けたり、耳当てにもなったりして良い。
- 活動着(写っていない)は、モンベルTシャツ、コロンビアボタンシャツ、マーモットパンツ、ファイントラック五本指アンダー靴下、中厚手靴下。
- 出費は、称名滝→立山駅バス500円、立山駅→室堂4090円、雷鳥沢テント1000円、同トイレ使用料200円、大日平山荘携帯トイレ500円、同ジュース350円。
タッパ兼マクラからは、テントの結露がシュラフに染みないように敷くエマージェンシーシートをオーバーフラップに収納することにしてたたむ時間を節約することにしたので、空間的にも余裕ができた。
- テーピングがやや大きすぎる。
- へドラが充電式に代わり小さくなった。
- 耳栓、安全ピン、爪楊枝、ガムテ、薬類は、使わないが必要。
- 昔のヘドラに付けてホヤ代わりにしていたウレタン袋(薬を詰め込んでいる)も、ヘドラが小さくなったので使えなくなってしまった。
- マクラがずれないように下に敷くマイクロファイバーぞうきん(緑)は、役目を果たしている(それでも夜中に何度も起きるのは、おもに股関節の痛さのせいか)。
- 鼻炎薬、小さいのがあるらしい。
アルペンルート(天空ロード)は、称名滝の滝見台も通過するほどの濃霧。
弥陀ヶ原に昇ったら一気に雲が消える。下界は雲の下。↑鍬崎山と富山平野。
秋の色合いの立山と、大勢の人。
雷鳥荘手前のベンチで。剱御前方面。
テン場受付前で腰掛けて眺める。受付の人の雑談では200張を超えたらしい。夜も暖かく、風もそんなに強くない。今回は足音で目を覚ますのを避けるため、写真右側のテン場東端に張る。受付前では中国人グループ10人以上がかなり大声で騒いでいたが、日本人ガイドがいたり、受付の人も注意したりして、夜は静かだった。日没直後に剱御前からヘドラ付けて下りてくる人も数人いた。
テン場の端で静かすぎて寝坊した。夏と違い早立ちする人も少ないようだ。4時起き5時半発の予定が、5時起きに。お湯を沸かしミルクを飲み、レーズンパンを食べながらシュラフをたたむ。エマージェンシーシートやテントの撤収を簡略化したため、6時に出発できた。
東に立山があるため、室堂平にはなかなか日が入らない。
新室堂乗越に出れば剱が拝める。しかし早月尾根が直線的でやや味気ない。北に伸びる小窓尾根や、東の八つ峰が見えて「針山地獄」という感が出る。しかしいつか早月尾根を登りたい(小窓や八つ峰は絶対狙わない)。
立山の向こうから日が昇る。
9時ごろの奥大日頂上。
中大日の右に大日小屋が見える。中大日はピークを踏めなかった(どこか分からないうちに通り過ぎた)。その前の岩場が七福園だろう。そのあたりガスの中だった。
10時前。このころからガス。
秋の剱。山襞から涌く雲が良い感じでは?
大日岳頂上は、室堂から来た人、称名滝から登ってきた人で、一時10人ほどに。
大日頂上でずっと隠れていた剱。12時前まで30分ほどねばり、剱が見えたと思ったら立山まで見えた。もっと雲が無い写真も撮れたが、味気ないので「ややガスり」の写真を選ぶ。
これから下る道。カール地形を一直線に下り大日平山荘(見える)。そこから右に折れて大日平の先端から称名滝の滝壺まで壁を下りる(沢降りではなく、ただの登山道)。
大日小屋でもトイレ使いたかったが、小屋がもう閉まっておりできず(トイレは使えた?)、大日平山荘まで来たら携帯トイレブースがあったので、興味もあり使ってみることに(去年の涸沢紅葉時に、山トイレの問題に目覚めた)。まず前の使用者が使ったまま残っていることに辟易。今回は「大」もしたが、それを持ち歩くのはしんどい(重い、袋が揺れる、袋が破れないか、匂いがもれないか心配。歩いている限り、匂いは気にならなかった)。
大日平までは晴れてて暑くて日焼けしそうだったが、猿ヶ馬場では深い霧に。雨は降らず助かった。猿ヶ馬場には大きなブナがあり、それを目印に猿ヶ馬場までの距離を知れる。