火付けのコツ



薪ストーブが来ておよそ一週間が経とうとしている。

薪の火付けは、新聞紙を丸めて5個ほど並べ、その上に針葉樹の3〜5cm径の細い材を積んで着火。火が安定してきたら太い薪を、というように教わったのだが、2,3日目から上手くいかなくなった。太い薪が太すぎるためかなかなか火が移らない。もっと針葉樹での火力を上げて炉内の温度を上げておかなければならないようだ。

最近たどり着いた方法は、

(1)新聞紙を丸めて並べる

(2)細い針葉樹を井桁状に積んでいく(三段ほど)←隙間ができて燃えやすい。

   ↓ 15分ほど

(3)太い針葉樹(10cmほど)を1〜2本入れる(100〜150℃まで上げる)

   ↓ 15分ほど

(4)太い広葉樹を入れる(200度まで上げる)

朝は、(4)の木材は1本ていどで、6時から炊いて9時すぎに消えかけ(細かい熾き状態)

夜は、(4)を3〜4本で、5〜6時から12時すぎに消えかけ。

つまり1日で、(2)を12本、(3)を4本、(4)を5本ほどか。薪棚の正面からの面積で言えば、50cm四方には行かないくらいか、50×40cmくらいかと思う。12月になればさらに増えるかと思う。50cm四方だと、190cm×180cmの薪だなは、半月しか持たないことになる。40cm四方でも20日程度か・・・。

着火剤なしで、新聞紙だけで付けられるようにもなった。

目下の課題は乾燥で、30%台にまで落ちる。そのせいなのか、急に冷え込んだせいか、大人はのどが痛い。ヤカンを乗せておいてもかすかに湯気が出るていどで、あまり加湿になってない。洗濯物を干したりしている。

月曜に斧が届いたので、ちょっとだけ割った。「最初の薪割り斧」としてネットで知ったヘルコのスプリッティングマスター。

こわごわ振り下ろすと、最初はカツと刺さるだけだったが、二回目に強めに振り下ろしたら、目にも見えない早さで左右に割れ飛んだ。確かに楽しい。

くさびが届いたら、とりあえず家のゴムハンマーで叩いてみて、それがだめなら長い柄のハンマーを買う。金属ハンマーは耳を痛めるようなので(耳鳴りがするようになる)、樹脂のハンマーがいいなと思っている。

その薪はどこから調達するかだが、1ヶ月分程度はストーブ屋さんに分けてもらった。今年もそれだけでは足りないので、どこかから買わなくてはいけない。広葉樹を2立米程かと思っている。来年以降の分は、長崎の庭木生産で有名な古賀の造園業者から剪定した丸太をもらおうと思い、相談はしてある。剪定樹木は、近くのリサイクル業者にお金を払って引き取ってもらっているそうで、こちらに回してもらうのは経費削減にもなるようだ。カシやクヌギとは行かないが、そもそも要らない木材を燃やして燃料として使うのが薪ストーブ導入の動機でもあるので、様々な広葉樹をもらえれば良い。トラック一杯、6立米ほどを毎年もらえればなぁと思う。しかしまだ連絡がもらえないのでちょっと心配だ。

広葉樹だけではなく、焚き付け用の針葉樹も必要だ。これは本当に近所にある(直線距離300mくらい)市の施設で針葉樹の間伐材プランターやベンチに加工しているところがあるので、そこで廃材をもらおうと思って、ストーブ設置の翌日に行ってみたら、廃材どころか割立ての薪がおいてあって、野菜かご6ケースほどをもらってきた。毎年1,2回行ってもらってこられればとても助かる。

とりあえずコタツなしでの生活ができている。朝はテーブルで足下を暖めるためにカーボンヒーターを使い、ホットカーペットも使う。朝も、夕方もほんのり暖かい。2階まで暖めるのは短時間ではできないが、2階は寝る部屋なのであまり暑かったり乾燥させたりしない方が良いと思う。かといって子供たちが勉強するときに凍えるのも問題なので、うまくコツをつかみたい。