夏休み始まる



小学二年(二人)と年少さんの夏休みが始まった。金曜に終業式で、カレンダー的には三連休。親も夏休み気分に突入だ。

上の子たちは、去年に続いて自由研究をするとかで、一人は虹、一人はセミを題材にするという。去年カブトガニを二人で調べて、もうやらない、自由制作にする、と行っていたのに、妻の誘導に乗ってやりたくないのにやる流れになってしまったのではないかと思い、妻にもう一度確認させて、やはりやりたいということなので、それならこちらも協力するという話になる。本人は、「雨の青と、太陽の赤が混じって七色になると思う」と心が洗われるようなことやら、「セミが鳴くのは、お腹を木に打ち付けて音を出していると思う」と仮説っぽいことやらを述べるので、俄然面白く思えてくる(嫁さんがんばってる)。

虹の研究のために、図書館から空で見られる光学的現象の本を借りてくる。虹の理解のためには、虹だけではダメ、という親心だが、子どもには通じるだろうか?実はセミの方が、いったいどんな研究するのだろうと不安だったのだが、セミが鳴き始めたら時間をノートに書いて、となかなか熱心に2日ほど記録を続けたので、大きな方眼紙を買ってきて、そこに20日分ほどの行を区切り、時間をカラムとして区切り、セミの種類で違う色のシールを観察日の鳴き始めた時間の位置に張るようにセッティングする。こうすると、毎日データが蓄積していく様子も実感できて、やる気が湧くと思われる。

日曜日はレゴ展に行った。世界遺産をレゴで付くって展示するという、ちょっと聞くとつまらなさそうな展覧会なのだが、どこか連れていかなければと言う義務感により午後から連れていく。そしたら子どもたちがレゴの体験ブースで家なんかを熱心に作るし、展示品もなぜか写真を撮りまくっているし、最後のワークショップでは時間が足りなくて消化不良のような顔をしているしで、家にもバケツが買ってあるのになかなか遊ばなくてやきもきしていた親心に、今がレゴに目覚めるときかもという期待感がわき起こり、給料日前で金欠の嫁さんがもってきた下の子のお年玉から少々拝借して大きめのベースシートと、女の子向けの色の入ったセットと、下の子が選んだシャベルカーが作れる小さなセットを買って帰る。夕食後も、翌日も、古いレゴやらシルバニアトミカとも融合させて遊んでいる。

そして毎日セミ取りに出かけている。虹が出そうな梅雨空の切れ目もあるのだが、なかなか見られない。そして下の子がちょっかい出して怒られたりで、大変な終業式後の3日間であった。しかし本当の夏休みは三連休後の火曜日からなので、まだ夏休みは始まってもいないのである。