ザルツブルグ旅行記(中編)


  • 8/5 初めての観光 〜ミラベル庭園、旧市街、ザルツブルグ城、カフェ、僕だけ飲み会〜

f:id:U_S_K:20090805102420j:image:rightザルツブルグ三日目の朝。ようやく外はすばらしい天気。好転を予想して、昨日の晩に立てた計画通り、ミラベル庭園、ホテルザッハーでザッハトルテ、旧市街、ザルツブルグ城・・・という行程で行こうと思う。アパートで姉たちが来るのを待っていたが、案の定というか、待ちきれずに公園に出かけてしまい、そこで合流することに。遊んでいるところに母と水都君だけが公園に来て、姉はあとで合流するとのこと。公園を出て、ザルツァッハ川の右岸を上流に向けて歩けば、ミラベル庭園の近くに着く。大きな道路を越えたところに姉が居て、無事合流できた。この道路を渡るには、川沿いの道が道路をくぐっているのでそこを行けばよいのだが、昨日までの雨で川が増水していたのでくぐれず、やむを得ず道路を渡る。信号のある交差点まで100mほどなのだが、姉は「大丈夫、車が止まるから」と言って、車の流れが切れたところで渡った。車はちゃんと減速してくれる。

f:id:U_S_K:20090805105733j:image:rightミラベル庭園は、かって、ザルツブルグが塩の町として栄えていた頃に領主が建てた宮殿。サウンドオブミュージックの舞台にもなっている。垢抜けた花壇と、その向こうに見えるザルツブルグ城が気持ちいい。写真を撮ろうとしたら、水都君に邪魔をされた!

f:id:U_S_K:20090805110644j:image:right建物は、現在ザルツブルグ市役所として使われている。それもまたすごいことだと思うが、結婚式やコンサートが開かれる部屋もある。姉夫婦はここで結婚式を挙げたのだ。有名な大理石の階段には、自分の頭を指さした天使が彫られていて、姉が言うには「おまえの頭は大丈夫なのか?結婚の前にもう一度考えてみろ」と問いかけてくれているそうだ。

f:id:U_S_K:20090805115035j:image:rightミラベル庭園は、その市役所に使えるような端正な宮殿と花壇と眺望とがあるだけで、決して歴史的な迫力がある場所では無いと、僕は思う。だけど、子供を連れてのんびり散策するにはとても良い場所だ。観光客も多いが、歩道は広く、開放的で、一方建物は人が少なかったりして、ただ記念に訪ねるだけでなく、時間に余裕を持って、休憩する場所として考えて行くのが良いと思う。庭園を城の方向に向かって出たところにお土産屋の屋台や建物に入った店があって、人形や、民族衣装の女の子のマグネット、男女の刺繍がされた花瓶敷き、「No Kangaroo in Austria」という文字とカンガルーの絵が描かれたTシャツなどを見つけ、気に入るが、このときは買わなかった。

f:id:U_S_K:20090805123051j:image:rightミラベル庭園を出て、Makartstegという歩行者専用の橋を渡り、旧市街に入る。ちなみにミラベル庭園がある川の右岸は「新市街」と呼ばれる。旧市街にはGetreidegasse(穀物通り)という商店街や、協会群、いくつもの広場があり、背後にザルツブルグ城(正確にはHoensalzburg城)がそびえる。ゲトライデガッセには、土産物屋や昔から続くお店、ブランドショップが連なっている。歩くだけで楽しいが、とにかくすごい人。モーツアルトの生家の入った建物もある。モーツアルトは、現在の地図で言えばオーストリア人なのだが、ザルツブルグの人にとってはザルツブルグ人なのだそうだ。

f:id:U_S_K:20090805123504j:image:rightゲトライデガッセからは、トンネルのような入り口をした抜け道を通って向こう側の道や広場に出ることができる。その抜け道に沿って店や食堂があったりする。しかし抜け道の数はとても多いので、時間がないとすべての抜け道を通ることはできない。

f:id:U_S_K:20090805130002j:image:rightその抜け道を通って大学広場に出る。広場には屋台がたくさん出ている。観光客向けに毎日開かれている市場で、値段はちょっと高いが、気軽に野菜や果物、肉製品を買うことができ、ボイルしたソーセージやホットドッグをテイクアウトして食べることができる。僕たちもお腹がすいたので、広場沿いにあるオーストリア料理の店に入る。シュニッツェルやグラタンを分けて食べる。シュニッツェルは衣の少ないトンカツのようなもので、オーストリア名物。これにベリー系のジャムを付いてきて、最初はカツにジャム?と驚いたが、ジャムもそれほど甘くなく、ほどよい酸味がプラスされて慣れるとおいしい。子供たちもカツを食べたり、グラタンを食べたり、お菓子で気を紛らわせたり。

f:id:U_S_K:20090805143025j:image:rightお腹もふくれたところで、いよいよ本格的に旧市街を歩く。大道芸人からおもちゃをもらったり(お金を渡す代わりに)、オープンエアのカフェでくつろぐ人を眺めたり、イースターエッグの問屋のような店を覗いたり、木で作ったお土産の店を覗いたり。

f:id:U_S_K:20090805143951j:image:right出発前に読んだガイドブックに、オーストリアの民族衣装を来た小さな女の子の写真が載っていて、緑のベストとピンクのエプロンがとてもかわいく、僕らも着せて写真を撮りたいなぁと思っていたんだけど、着て写真を撮るというお店は残念ながら無く、むしろ衣装を売っている。写真のは60ユーロほど。石畳の道をベビーカーで揺られて子供たちはやがて寝てしまった。コレ幸いと、Demelという有名なカフェ(東京にもあるらしい)で、アイスを買って立ったまま食べた。レモンやピスタチオなど、どぎつくない調和の取れた味でおいしい。

f:id:U_S_K:20090805151707j:image:right子供たちが寝たので、姉たちが僕ら夫婦で城に行ってくるように勧めてくれた。僕は子供と上りたい気持ちだったけど、それがしんどいのは確か。ここはデート気分で(なにしろ新婚旅行を兼ねている)出かけることにする。ここで24時間有効のザルツブルグカードを買って、ザルツブルグのほとんどの観光地やバス乗り放題となる。それを使えば城へのケーブルカーも乗れる。その前に、大聖堂Domeを見学。嫁さんはヨーロッパの教会に入るのは初めて。初めてじゃない僕にとっても確かにきれいな教会だった。

f:id:U_S_K:20090805155847j:image:rightケーブルカーはほんの1分で着いてしまうのに、値段は結構高い。だからザルツブルグカードがおすすめ。城からの眺めは最高。城にはいくつかの博物館が入っていて、行列ができていたりした。僕らは1時間という限られた自由時間のため、それらはパスし、マリオネット博物館だけ入ってみた。何しろそこは、僕の姉と旦那さんが出会った場所。マリオネットは、ちょっと怖い演出がされたりしていたけど、操作もできたりして、観覧者は楽しそうだった。城の造りは複雑で、坂を上ったり廊下を曲がったり、建物に入ったり出たり、眺めが変わったり、ただ歩くだけでも楽しい。

f:id:U_S_K:20090805165406j:image:right姉たちとの待ち合わせ場所のカフェ「トマセッリ」に到着。この店は、店員さんがケーキをお盆にのせてテーブルを回り、そのケーキを見ながらお客は注文するという優雅なシステム。ザッハトルテとイチゴのムースなどを頼む。僕はコーヒーと迷って結局ビール。瓶の白ビールを飲む。酸味があっておいしい。昼からお店でビールを飲むのはこの旅行でこれが初めてかも(昨日の姉の家でも飲んだけど)。

f:id:U_S_K:20090805211447j:image:right夜は、姉の旦那さんとその息子(旦那さんは離婚していて、前の奥さんとの間に二人の息子がいる。その二人の兄の方は、僕と同い年。つまり姉と旦那さんは、結構年が離れている)とお酒を飲みに行く。先に帰った姉たちと、晩ご飯を旧市街で食べた僕たちとが、7時過ぎにまた合流して嫁さんと子供を姉に連れ帰ってもらい、僕と旦那さんで、まずコーヒーショップへ、そこへ息子さんが合流。この息子さんとは、以前僕らがザルツブルグに来た時も会っているが、久しぶりの再開。その間、彼は仕事も変わり、見た目も、何というかビジネスマンのようになっていて驚いた。夕焼けのころ(8時過ぎか9時前だろう)、彼が行き付けというアイリッシュバーに移り、満月が真上に上るころ(つまり12時近く)帰路についた(旦那さんの飲酒運転でアパートに)。英語だから込み入った話はできなかったけど、いろいろ話して楽しかった。帰ったら子供たちは寝ていた。

  • 8/6 観光二日目 〜ヘルブルン宮殿〜

幸いなことに二日酔いはしていなかった。今日の予定はヘルブルン宮殿と園となりの動物園。これをザルツブルグカードを使って回る。ヘルブルン宮殿にはぜひ川に浮かぶ船で行きたい。この船、6年ほど前に来た時は、船着き場を作っているところだった。かなり流れが急な川なのに、ハイパワーな船なのか、さかのぼってヘルブルン宮殿付近に行けるようだ。船に乗るにはMakartstegを旧市街方向に渡った右手の小さな小屋でチケットを売っている。11時の船があるのだが(一日2便しかない)、着いたのは15分ほど前で、並んでようやく自分の番が来たら、なんと席が3つしか空いていないという!子供を膝の上にのせるからどうかと聞いたがダメという。ぼくらはあきらめると、チケット売りのおじさんは「3人だけ乗れるけど乗りたいヤツは居るか?」というようなことを後ろに並んでいる人に聞いていた。

f:id:U_S_K:20090806114522j:image:right僕らは結局バスで行くことに。船で行く気満々だったため、バスの番号もバス乗り場も分からない。幸いバス乗り場は近くにあったのだけど、20分ほど待って、しかも満員のバスでちょっとしんどい思いをした。あとで姉の旦那さんが言っていたそうだが「そういうときは、私たちは日本からわざわざ来てこの船に乗るのを楽しみにしていたとかなんとか言って食い下がるべきだ」とのこと。バスは、町から20分くらいかな。船だと、降りてからまたバスに乗らなくちゃならないから、すぐ近くまで行けるバスで行ったのも良かったんじゃないかと思う。船にも乗りたかったけど。

f:id:U_S_K:20090806123647j:image:rightヘルブルン宮殿とは、僕も今回の旅行で初めて知った場所。なんでもいたずら好きの領主が、客を驚かすためにいろんな水の仕掛けをちりばめた宮殿だとか。夏で暑いし、子供も楽しめるかと思って、今回の旅行に組み込んだ。予想外だったのは、園内観覧が、完全な集団行動であること。チケットをもらうと(ザルツブルグカードで入れる)、ツアーの時間を記してあって、僕らは10分以上待った(その間に子供におにぎりをやった)。で、ぶらぶら自由に歩き回れると思っていた僕らは、早くも楽しめないんじゃないかという不安に駆られるわけだが、ツアー開始早々、僕らは置いてけぼり。子供たちは自由に止まり、自由に進む。「水の出るイス」も、僕らひと組だけ離れて池に石を入れている寂しさよ。

f:id:U_S_K:20090806125628j:image:rightそれでも、ツアーの去ったあとでゆっくり水を触ったり、写真のような、石の祠?の中には、おそらく水で動いているだろう人形のジオラマ(夫婦で粉をひいていたり)があったりして、子供たちは結構熱心にそれを眺めていた。敷地は広々としており、ツアーが移動したあとは静かで、水が多くて涼やかで、たいへん気持ちよい空間が作られている。

f:id:U_S_K:20090806125938j:image:rightツアーと一緒に説明を聞きながら(英語かドイツ語だからよく分からないだろうけど)回るのも良いけど、のんびり離れて回るのも悪くない。水に落ちたら大変だろうけど、幸い無事だった。薄暗い部屋に入ると、壁や床から高圧の水が吹き付けられてびっくりする。それはツアーガイドがレバーを操作して水を吹き付けるのだけど、客は歓声を上げて楽しんでいる。子供たちもせっかくだからおびき寄せて水をかけてもらった。びっくりしたようだけど泣きはしなくて、ほどよく涼しくなったんじゃないだろうか。

f:id:U_S_K:20090806131153j:image:rightほかに、二匹の亀の口の間を水がつないでいるもの(片方のカメの口からもう一方のカメの口に向けて水が吹き出ている)や、水を膜状に噴き出させて、その水のカーテンの中に花が活けてあったり、かわいい人形のそこかしこから水が吹き出ていたり。

f:id:U_S_K:20090806133228j:image:rightガイドゾーンも面白かったのだけど、それが終わって解散した場所に広い芝生と池のある庭園があって、そこで気持ちよく遊べたのも楽しかった。池にはコイが居て、子供も見て「とと(魚のこと)」と言ったり、芝生を走り回ったり、僕が子供の腕を持ってぐるぐる振り回したり、上に放り投げたり、イタリア人の女の子に囲まれたり。

f:id:U_S_K:20090806141309j:image:rightベビーカーは大きめのA型ベビーカーと軽いB型ベビーカーの両方が姉に用意してもらっていたのだけど、今回持って行ったのはA型だけ。で、ときには座席に二人を横に並べて乗せたり(さすがに窮屈そうだが)、ホーが考え出した?方法で、折りたたんだホロに入り込んで縦型双子用ベビーカーのように乗る方法。ホーはこの状態で寝入ったりもした。もちろん強度的には問題有るだろうけど。

f:id:U_S_K:20090806155801j:image:rightバスで市街に戻る。バス停に行ったらちょうどバスが来ていて、駆け込んで乗れて良かった。行きのバスほど混んでは居なくて、座って帰れた。郊外の町並みや、ザルツブルグ城を横から見られて楽しかった。ザルツブルグのバスは、事前にチケットを買って、バスに乗ってから支柱に取り付けられた小さな箱にそのチケットを差し込んで日付を刻印することで無賃乗車とならずに乗れる。僕らはザルツブルグカードに使用開始時の日時を書き込んであるので、それを持っていればほとんど「ただ乗り」のような感覚でバスが使える。4時頃に旧市街に入り、昨日とほぼ同じルートでお土産屋さんを見て回り、休憩はデメルで。僕はビール。嫁さんは、周りの人たちが大勢頼んでいた(でも名前を知らない)デザートが欲しくて、適当にメニューから選んで頼む(「アイスチョコレート」だかなんだか)。僕も一口食べたけど、甘くもなく、風味もあって、すごくおいしかった。

f:id:U_S_K:20090806172952j:image:right帰りは川沿いを歩いて帰った(カードの有効期限も切れたので)。1キロちょっとなので、30分もあれば家に着くだろうと思ったが、1時間もかかった。子供たちがベビーカーに乗っては降りたがり、歩いては遊びたがりで、なかなか勧めない。ベンチのおばさんに声かけられたり、自転車の家族連れに呼び止められて一緒に写真を撮ったり。家に着いたのは6時過ぎだった。

  • 8/7 近所の公園、インタースパー、コンサート

f:id:U_S_K:20090807093356j:image:right翌日からハルシュタットに2泊する旅行に出かけるので、今日はのんびりアパートの周辺で過ごすことに。とりあえずこちらに来てから朝に浴びるようになったシャワー(晩ご飯を食べると、なぜかみんな眠くて、お風呂に入れず寝てしまうから。で僕は12時過ぎに起きて歯を磨く)。せっかくなので、2回目の泡風呂。子供たちは、最初は怖がっていたけど、そのうち楽しくなったみたいで、最終的には出たがらなくって困った。

f:id:U_S_K:20090807113911j:image:right今日は実は、オーケストラのコンサートに行けることになっている。姉の知り合いの日本人奏者が加わっているオーケストラの、最終練習の様子が公開されていて、3時開演。モーツアルテウムという、モーツアルトゆかりの音楽学校のホールで開かれるので、遅くとも2時半には出れば歩いて間に合う。それまでは自由時間。とりあえず何度目かの公園。地元の子供と同じ遊具で遊んだりする。

f:id:U_S_K:20090807114242j:image:rightこの公園は、大きな木が多くてほんとうに気持ちが良い。針葉樹で、モミの木かも知れない。最初からその場所に植わっている木なのだろうか。日本の公園ではなかなかお目にかかれない大きな木だ。木漏れ日も気持ちいい。

f:id:U_S_K:20090807120307j:image:rightアパートから見て公園の向こう側にあるインタースパーというスーパーに向かう。姉に描いてもらった地図を家に置いてきたので、道が分からなくて、姉に電話で聞いたりしながら、たどりついた。その手前にはもとスタジアムだったという建物があって、日本ではなかなか見られない造形だった。その横でうんちオムツを替えたりした。スーパーの対面には小さな市が出ていたり、本屋があったりして、そこでお土産の風船を買った。お土産は今日買っておかないと、もうゆっくり買う機会は無いのだ。

f:id:U_S_K:20090807130434j:image:right店内では、嫁さんが日本へのお土産としてお菓子やインスタントのコーヒーやスープを探した。子供たちはおもちゃゾーンで遊んでいる。僕はお昼ご飯用においしそうな総菜(マリネを2種、小さなタコやエビの入ったものと、豚肉と野菜を炒めたもの。小さな10cm四方もない容器2個分だけど、1000円くらいした。)と、こちらで一番よく食べられているというゼンメルという丸いパンを買った。店を出たのは1時半頃になってしまった。2時半にはコンサートに出かけなくちゃ行けないのに。

家に着いたのは2時前で、ゼンメルに総菜を挟んで食べる。酸っぱくておいしかった。2時頃には姉と水都君、母が来てくれる。コンサートは当然ながら子供を連れては行けないので、子供たちは姉と水都君に見ていてもらうのだ。で、席は3席用意してもらっている(姉の知り合いと、その同僚の二人が分けてくれた無料チケット)ので、僕ら夫婦と母とで見に行くのだ。

f:id:U_S_K:20090807145927j:image:right日差しの強い中を歩き、開演5分前には会場に着く。ほぼ満席。あくまで練習とは言え、演奏者はもろ普段着で、赤いTシャツとかも居る。指揮者も筋肉質の若い兄ちゃん(アレクサンダー・ロンクヴィッチ)で、正装したとこも見たくなった。曲目は、すべてモーツアルトで、ユーモラスな「6つのドイツ舞曲」、重厚な「リンツ」、休憩を挟んで(ビールやらコーラやら、水やらを飲んで、モーツアルト魔笛を作曲したという小屋を見る)「葬送曲KV477」そして「ビアノ協奏曲変ホ長調KV482」。驚いたのは、指揮者が協奏曲ではビアのを弾くと聞いていたのだけど、まさかピアノを弾きながらやおら立ち上がり指揮をするというスタイルがあるとは知らなかった。忙しそうだった。最終練習ということもあって、一曲弾いたあとに気になるところを弾き直したりと、本番では見られない風景が見られて本当に楽しかった。一通り終わったのは5時頃で、母と嫁さんはそこで帰り、「アンコールもあるのか」と期待した僕だけが残ったけれど、10分も練習しないうちにオーケストラも解散して、僕もホールを出た。

f:id:U_S_K:20090807175748j:image:rightその後僕は一人でお土産を買うためにぶらつく。以前来た時に当時生後6ヶ月ほどの水都君に買ったフェルトのカバンを探したけど、そのお店にはさすがにもう無かった。旧市街に入り、買いたいのは木の置物と決まっているのだけど、ゲトライデガッセをうろついたりして、民族衣装を探したり。写真のは69ユーロが39ユーロに値下げされていた。でもイタリア製。