お宮参り



f:id:U_S_K:20120414123003j:image:right金曜日に山梨から父が長崎まで来てくれて、18時に駅で落ち合って、稲佐山温泉で風呂と蕎麦でのんびりし、翌日佐世保へ向かう。お宮参りの着物は、いとこのを借りることを考えていたけれど、クリーニング代やら考えると、写真館で借りてしまうのが手っ取り早いということになって、僕らが佐世保に着いた頃にちょうど写真を撮りおわった頃だった。写真を選ぶのに付き合って(写真は一枚だと3000円ほどだが、結局赤ん坊一人の写真と、子供3人で写った写真の2枚作るということで9000円になった)、着物は借りたまま市役所前の八幡神社へ。着いた時に一組がお祓いをしていたが、僕らも一組だけのお祓いだった。感心なのは上の子達で、巫女さんが太鼓ならしたり、神主が祝詞上げたりしているあいだも静かに座っていたし、「頭をお下げ下さい」と言われれば、ちゃんと頭を下げていた。さすが四歳だ。面白い体験ができたのではないだろうか。神様にお願いするんだという趣旨も理解できたようだ。子供にはこういう「目に見えないものへの畏怖」を感じさせるような体験も必要だろう(大人になってからも大事にしたい感受性だ)。

f:id:U_S_K:20120415090738j:image:rightそのまま、僕ら一家5人と僕の父、妻の両親とで中華料理を食べに。三時頃までゆっくり食べて、サアは途中で機嫌を悪くして食べなかったりして(しばらくして直った)、妻と赤ん坊は家に帰り(妻の姉親子と留守番)、残り6人で西海橋を散策してから西海橋ラソンホテルへ。空の青さとオレンジの建物のコントラストがきれいで、気持ち良いホテルだった。子供たちは庭で走り回ってご機嫌だった。花を摘んだり、鐘を鳴らしたり、ドングリを拾ったり、縁石の上を歩いたり、翌朝も花を並べて絵を作ったり、裸足で走ったり、石灰石で絵を描いたり(サアが「これ描ける石だ」と見つけた。僕が教えたことはないのに)。

長崎往復でチケットを買っていた父だが、佐世保から帰れないか時刻表を調べ、博多の新幹線時刻に間に合う特急に乗れるように佐世保駅へ。よく分からなかったが、1000円もかからずにチケットを代えることができたようだ。妻も駆けつけたホームで父を見送り、僕ら夫婦と上の子達だけで、駅のパン屋でサンドイッチを買い、今回出産した総合病院裏の佐世保公園へ。新しい遊具ができたとネットで知っていた。天気も良かったので人も多く、外国人が多いのが佐世保らしい。

ずっと仲良く遊んでいたのだが、そろそろ帰ろうかというときに、サアとホーが二人で大きな遊具に登りに行き、サアが得意になって先導していたのだが、ホーがはしごを登っていたところ手を踏まれて泣きそうになって戻ってきた。大丈夫と再び遊具に登っていったら、サアに何か言われて大泣きして帰ってきた。「サアちゃんが怒ったー」と言っている。何も怒るような原因はないだろうにとホーを慰めていたら、しばらくしてサアが戻ってきたので理由を聞くと、どうも付いてこなかったことをなじったようだ。なじる方も泣く方もしょうもない理由なのだが、サアに謝るようにと言ってもしたがらないので、じゃもう遊んでおいでとサアを遊具に送り出したのだが、ちょっとして遊具から走り去っていくのが見えて、どこに行くのかと思ったら端っこの木の陰に隠れた。だれかと遊んでる風でもなかったので、行ってみるとしゃがんで泣いていた。理由はよく分からないが、ホーを泣かせて問い詰められたことが悲しかったのだろうか。嫁さんに慰めてもらい、もう帰ろうかとなり、ちょうどチリンチリンアイスがあったので、まだ不機嫌なサアにも聞こえるように「チリンチリンアイス食べる人〜」と言ったら、サアも黙って中くらいまで手を上げた。アイスを買ったらもう上機嫌で、ホーと仲良く1つのアイスを食べた。来週の日曜日には長崎に帰るんだよと言い聞かせ、別れの寂しい雰囲気を出さないようにして、僕だけ帰ってきた。

最近は出かけて泣かせてしまうことが多いなぁ。今回は、ホーが泣いたことに対して大げさに対処しすぎたか・・・。でも、ひさしぶりの夫婦プラス双子の休日だった。