ころがえり



ころがえり = ねがえり

例)「りーりーが一人でころがえってる!」

というわけで5ヶ月になった下の子は、現在ねがえりを練習中。一、二度、一人でできた。顔の湿疹はまったく気にならなくなった。妻の小麦粉断ちもいつのまにかしなくなった。代わりに、体とくに足にあせもなのか赤いポツポツができている。よく「あーあー」しゃべるし、笑いかけるとニコッと笑う(こともある)し、時には声を上げて笑うこともあるし(「あああああ」とか「げげげげげ」とか聞こえる)、手をなめるし(親の指も)、ものを見せれば手を伸ばすし、ハイチェアに乗せて机につかせると、足で机を蹴ってハイチェアを動かすし、ベビービョルンのベビーシッターに乗せると足を振ってベビーシッターをうまく振動させる。姉たちはあいかわらず大きな声をかけ、ボディタッチもはげしく、寝ている下の子を起こしてしまう。

7月29日 バレエの発表会があった。二ヶ月前から家でも練習を始め、まさか僕がバレエのために子供に発破をかけることになるとは思いも寄らなかったが、子供たちも厳しい指導にめげずにがんばり、なんとか終えることができた。二人だけで踊る「くるみ割り人形」の「中国の踊り」は、最初のころは音楽に合わせてケンケンすることができなかったり、まだ右と左がおぼつかないのでよく間違えたりして前日まで練習していたけど、本番では文句なしのできだった。バレエ教室の全員が参加する「海賊」では、始まり部分こそ二人だけが他の子達からずれていて笑ってしまったが、気に病むことなく踊りきり、こちらもよくがんばった。子供にとっては、ドレスが着られることがなにより嬉しいようだが、コンサートも開ける大きな舞台で、保護者中心だがなかなかの多さの観客の前で踊りきるとは、すごいことだと思う。

8月1日〜7日 ザルツブルグの姉家族が長崎に来る。オーストリア人の旦那さんと、10歳の息子と一緒に始めての長崎と言うことで、妻達には実家に帰ってもらい、僕の家に泊まってもらうことにした。こちらとしては何も予定を立てず、とにかく海に行きたいと言うことで、バスの時刻を調べたくらいの準備。妻はタオルやら布団の準備やらいろいろしておいてくれた。実際海には3回も行き、ほかに長崎市内観光、稲佐山からの夜景を楽しんだ。暑さでダウンし、かつ生魚は食べられ無さそうな旦那さんだけを家において、長崎の刺身を食べに行くことも一回。

その間の8月3・4日、関西に出張。空いた時間に、10年前まで学生時代を過ごした町をレンタカーでうろつく。無くなった店やまだある店、新しい建物、変わらぬ道に、ついついにやける。学生時代のように銭湯に入りたいと思っていたら、宿泊する新・都ホテルの裏の飲み屋で近くに古い銭湯があると聞き、行ってみた。風呂上がりにコーヒーを飲んで贅沢する。レンタカーのラジオからは両日とも浜村淳がしゃべってるのに驚いた。あとチラッとキヨピーがコマーシャルでしゃべったのにも驚いた。

8日以降、なぞの体調不良。二日酔を発端に(全然「なぞ」じゃない)、頭痛と肩こりが一週間以上も続いた。不規則生活による体調不良の部分も有ると思う。フェルビナクの湿布、ハッカ油でフィニッシュ。

10日に子供たちが帰ってきてから、海水浴(車で10分の結の浜へ二回)、長崎県美術館のメアリーブレア展と関連したアート体験教室、水風船(二日連続)、そして映画「おおかみこどもの雨と雪」(幼稚園児には難しいかとも思ったが、走り回る場面も多く、おぼれるシーンでは悲鳴を上げたり、ほかにも「怖いー」と目を背けたりして、それなりに見入っていた。感動したかどうかは分からないが、退屈はしなかった様子。親は、久しぶりの映画で感動した(内容は主に大人向け)。「美しい自然、野花を生ける、森や動物、季節の移り変わり」にモノノアワレを感じられる家族にオススメ。)