里帰りから帰ってきた



日曜日、家族が里帰りから帰ってきた。

家の前でエンジンの音がして、テレビを見ながらお菓子を食べていた僕は「ヤバイ」と思いゴミをゴミ箱へ入れている内に「パパ−!」という叫び声。ちょっと嬉しい。すっごくおしゃべりになってて、プールでゴーグルつけて潜れたという話しや、潜ってじゃんけんした話しやらを、流れるごとく話してくれた。

久しぶりに会うリーリは、抱っこしてもしばらく目を合わせてくれず固まっていたが、むりやり話しかけると愛想笑いをしてくれ、その後は、帰省中にマスターした「人の指をつかんで連れて行く」という技を連発し、自分の遊びたいおもちゃを取ってくれとせがまれる。そんなふうにされると連れて行かれざるを得ない。「ちょんちょん」と言うと座るようにもなった。歩き方も早くなった。断乳して初めて会うが、それほど苦痛ではないようだ。人間、たしかに「無くても良いけどやめられない」ものって有って、だれかがやめさせてくれることでその呪縛から解放され、むしろ楽になるというのはよく有ることだ。

子供たちが帰ってきてやかましくなったけど、やっぱり生活に張りが出て「生きてる」って感じがする。