4歳のクリスマス



これまでは親が良かれと思ったものをプレゼントしてきたが、今年のクリスマスは子供たちの欲しいものをサンタさんに頼むことにした。11月末には、近所の公園のイルミネーションを見に行き(妻は子供に、このイルミネーションはサンタさんに場所を教えるためのものだと話している)、サアは「赤と黒のドレスをくださーい!」、ホーは「ピンクのハートのバッグをくださーい!」と叫んでいた。そのころは、それくらいのプレゼントは余裕で見つかるだろうし、「4歳なのにしゃれたものを頼むなぁ」と微笑ましく思っていた。

しかしそれからデパートを回ってみると、バッグもドレス(ワンピースのようなものを考えていた)も見つからない。ネットで探してもバッグはあまり良いものは無い。しかしドレスはそれなりのものがネットで見つかる。その探す様子は子供たちにも見られ、「これはサンタさんにお願いするときに、より具体的に伝えるために探しているのだ」と苦し紛れに伝えていた(そのため後日、2歳の甥がパソコンを触っていたら、子供たちが「ダメ、それはサンタさんにお願いするものだから!」と注意していたらしい)。で、バッグはなかなか見つからないので、ドレスのページを見ながら、サアに「こんなのどう?」と聞くついでに、「ホーもバッグじゃなくてドレスはどうね?」と誘導してみると、喜び勇んで「ドレスが良い」と期待通りの返事。その後は、ホーに「サンタさんは、バッグじゃなくてちゃんとドレスを持って来てくれるかなぁ?」とか言って、再びホーがバッグと言い出さないようにしていた。子供たちは自分から折り紙に文字らしき線を書いてサンタさんへの手紙とし、「ドレスって書いてあるの」と言いながら、プレゼントを入れる靴下に引っ付けていた。

24日は雪の予報だったが、降らないばかりかよく晴れて、我が家は大掃除をした(そのハウスダストにやられたのか、僕は今日まで鼻炎がひどい)。車で取りに行けるか心配だったケーキとモスチキンも無事取りに行けて、晩ご飯は二人とも食べすぎというくらい食べた。ホーはほんとに食べ過ぎだったらしく、寝る前から「お腹が痛い」と言い、翌朝トイレに起きて下痢便をした(そして翌日のケーキの残りは「食べたくない」と言って食べなかった)。プレゼントは、枕元にお菓子とドレス、リビングのツリーの下に、僕からのボードゲームと妻からの絵本3冊を置いておいた。朝のトイレの後で、僕はまた寝ようと思ってプレゼントを見せないように抱っこして戻ったのだが、まだお腹が痛いと言うので、これは気分転換をさせるしかないと、あたかもびっくりしたように枕元にプレゼントがあることをホーに伝えると、「うわー、うわー、サアちゃん、プレゼントあるよ!」とサアも起こして、プレゼントに夢中。意に染むか不安だったドレスだったが、どうやら気に入ってくれたらしい。ツーピースだが、その方が良いだろう。その後、二日続けて着ている。サアは赤で、ホーがピンク。AKBっぽいと言えばぽい。

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ボードゲームはネットで探して、子供でも遊べて面白そうだった「ねことねずみの大レース」。12月初めには届いていたので、僕が開けて遊びたい気持ちを抑えるのが大変だった。一度4人でやったが、まだ面白みはいまいち解らないようだ。その後妻と二人で何度かやったが、ネコがなかなかの速度でおっかけて来るのでスリルがある。


ねことねずみの大レース / Viva Topo! 【正規輸入品】

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絵本は、妻が「やっぱり必要」と言う「ぐりとぐら」。それから僕推薦の「イソップ童話」。イソップは動物の話が多くて子供でも楽しめるだけでなく、個性を重視して描き分けていたり、その性や業のようなもの、現代社会にも通じる寓話性をもっていたり、世界の常識としても読み聞かせたいと思っていた。「アリとキリギリス」「よくばりなイヌ」は子供たちも知っている話、「北風と太陽」「都会のネズミと田舎のネズミ」「金の斧、銀の斧」「猫の首にすずとかける」などが入っているオムニバスな本。僕の知らない話も半分くらいあった。そして、日本の自然の中でネズミの大家族が仲良く楽しくクラス「14ひきシリーズ」から「あさごはん」以来2冊目となる「14ひきのさむいふゆ」。冬でも楽しく遊べる様子が描かれていて良いと思って選んだ。3冊の本は、開けた時にも、夜寝る時にも読んだ。


ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

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よみきかせおはなし名作 1 イソップ童話

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14ひきのさむいふゆ (14ひきのシリーズ)

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