1歳8か月の日々・バイオパーク



f:id:U_S_K:20090704091410j:image:right朝起きるのが一番早いのは子供たちだ(寝るのが早いからだ)。最近は6時半すぎには起きてきて、嫁さんと寝ていた部屋から僕の寝ている部屋に来るドタドタという足音で僕は目を覚ます。僕は極力笑顔で「おはよーう」と言うようにしている。前は僕も一緒に起きて遊んでいたが、最近は寝転がって、子どもが絵本を開いてるのを眺めてたり、たまには寝てしまったりする。絵本は寝ていた部屋から抱えて持ってきたりするのがかわいい。それ以外には、しまってある靴下やレッグウォーマーを出して穿こうとしたり、プチプチ(梱包用緩衝材)で遊んだり、そして僕の枕もとにあるメガネを渡してくれたり(僕はメガネを握ってまた寝たり)。朝はオムツが膨らんでいることも多く、「おむつ持ってきて」というとおむつを持ってくるようになった。「おしりふきも」と言えば、運がいいとちゃんと持ってきてくれる。言葉がずいぶん通じるようになった、とおむつを持ってきたのを見て感動する。


f:id:U_S_K:20090704093019j:image:right食事は、最初にふりかけごはんを出し、次にお味噌汁を出し、デザートにバナナやヨーグルトを出し、というコース料理形式。一緒に出すと、味噌汁をご飯にかけたりと、ぐちゃぐちゃにされる。最近はまた遊び食べが始まった。以前のように手で握りつぶす、テーブルから落とす、というのもやるのだが、移し替える、というのが加わった。というかこの移し替えがきっかけになって遊び食べが復活した感じもする。あいかわらず食事は汚される。たまにきれいに食べてくれるとうれしい。


f:id:U_S_K:20090704095602j:image:right子供の後に大人が食事だが、以前のように大人の食事に手を出すことは少なくなった。二人で遊んでいてくれる。お気に入りの遊びはソファーから飛び降りること。下に布団を敷いてその上に飛び降りていたが、最近は畳でも飛び降りるようになった。足をくじかないか、着地点を間違えて頭を打ったりしないか、下にいるもう一人の上に飛び降りて頭を打ち合わせないか、いろいろ心配があるが、まぁなんでも禁止するのはよくないと思って、あとめんどくさいのもあって、遊ぶに任せている。「なんでも禁止」といえば、「だめ」とか「あぶない」とか言ってばかりいる。外に出ては歩道で手をつながなくて「ダメ」、人の家の駐車場に入っては「ダメ」。しつけとは言え、こんなネガティブなことばかり押し付けていいのだろうか。「これをするといいよ」というフォローもあるというが、子どものしたいことを眩ませている点では同じだ。


f:id:U_S_K:20090704100129j:image:rightしかし最近は外に出たがることも多くなった。自分で玄関に行き、クツまではいて主張するので、起きぬけや仕事に出る前に外を一回りすることなる。最近は雨が多く、散歩中に雨が降ってくると「雨こんこん」と言って家に帰る。長靴をはいて水たまりで足踏みしたり、水を手で叩いて顔にかかったり、しゃがんでお尻に水がし浸みたり、雨だと手間が増える。そんなときこそ「センス・オブ・ワンダーレイチェル・カーソン)」を思い出し、汚れることを厭わないように、と自分に言い聞かせている。大人は汚れることをすぐに禁止したがってしまうが、汚れることは、まさに、体で自然を味わうことだと言える。

「なんでも禁止」と並ぶ大人の罪悪は「子供を待てない、せかす」かなぁ。


f:id:U_S_K:20090704125906j:image:right平日は僕が仕事に行ってから、子どもたちはシャワーを浴びさせてもらう。暑くなってきて、お尻の上あたりから背中にかけて、アセモができるようになった。そして頭を掻いていることも多い。寝ている間には、頭も背中もかなり汗をかいている。今はまだそんなに暑くないのにこの有様で、ほんとの夏には、やっぱりクーラーかけて寝なくちゃいけないのかと思わされる。でもシャワーを浴びることで、アセモも軽くなった。今年は二週間ほど前に蒸し暑くなって、クーラーを2日ほど使ったが、扇風機で事足りている。寝る時はうちわで煽いでやったりするが、うちわで遊びたがるので困る。その後は梅雨の雨でも涼しい日が続き、朝は寒い日もあった。


f:id:U_S_K:20090704131409j:image:right平日の昼は、子どもたちは嫁さんと子育て支援センターに行く。センターと言っても小さな建物で3部屋くらいしか無い平屋だけど、地域のお母さんと子供たちが大勢集まる場所として活用されている。保育園に入れることで養える社会性というか、他の人との接し方をそこで学ぶことができて、とても助かっている。利用料は1日1家族100円。長崎市に10施設ほど。諫早市大村市にもあるらしい。大変助かる施設だと思うが、それでも知らないお母さんとかいるらしく、嫁さんが誘うことも。


f:id:U_S_K:20090704132100j:image:right先日は午前中に仕事を休んで子供の歯医者に行った。歯科衛生士さんの膝の上であおむけになって歯を見られたりして、子どもたちは号泣。サアは泣くけど暴れず、ホーは泣いて暴れて、歯をくいしばってと、なかなか歯を見てもらえなかった。虫歯は無いようだけど、かみ合わせは、サアが下の歯が引っ込みすぎ、ホーは下の歯が出すぎで、ホーはそれでも直ってきたかなと思っていたけど、家で見直すとやはり受け口。でも今は見守るしかない時期だから、気にせずほっておく。うつ伏せは噛み合わせによくないと、嫁さんが教えられたそうだ。しかし、糸ようじを使えだの、歯磨きはしっかりだの、指導が多すぎると思う。さらにフッ素コートまで勧めてくる。うちは甘いものはほとんどやってないし、虫歯になりやすいかどうかは体質も大きい(僕がなりにくい体質だというわけではないが)ので、親の負担を増やすようなことは気軽に言うべきではないと思う。で、現在の歯磨きはと言えば、夜寝る前かお風呂の前に、足で押さえつけながら泣かれながらやっている。「しまじろう」は歯磨きの癖を作るという点では役立たなかったようだ。しかしちょっと前は、サアは自ら足で押さえつけられにやってきて、喜んで磨かれていたのに、また嫌がるようになったのはどうしてだろう?


f:id:U_S_K:20090704134110j:image:right平日は僕が6時ごろ帰ってくるので、そのころはちょうど散歩している。隣のアパートに小学1年生の子供たちが4,5人いて、その子達が外で遊んでいるので、そこに顔を出したりする。抱っこしてくれたりする。子供達も「おねーちゃん」という言葉を覚え、なついている。ちょうど同じ年の男の子もいたりして、車もめったに通らない道路と、その隣の今時珍しい原っぱ(50m四方はあるほどの)で遊ぶ。「はな」や「ちょうちょ」を探したり、「とり」(はと)を見たり。その道沿いに、ラブラドール・レトリバーを飼っている家があって、とても優しい犬で、なでさせてもらっている。子どもたちもなでたり押したり、「みみ」と言って大きな耳をさわったり。スコッティという名前の犬で、子どもたちは最近家でハイハイをすることがあり、「あ、スコッティだ」というと寄ってきてなでさせてくれる(一種のごっこ遊びか?)。帰り際に「犬のフンは持ち帰るように」と書いた看板で、犬が糞をしている絵を見て「うんち」というのも日課。「うんちがポトン」という絵本でうんちに目覚めたようだ。一人のおむつを替えているときに、もう一人が覗き込んでくることも多い。やっぱり子供はうんちがすきなのね…。


f:id:U_S_K:20090704134613j:image:right6時過ぎには散歩から帰ってきて晩ご飯。晩御飯もやっぱり子供が先で、朝ごはんよりメイン料理(魚や肉の料理)が増える。NHK教育を見せながらのことも多い。ワンプレートでデザートまで出すことも多いが、たいていフルーツから食べる。三角食べはほぼすることなく、好きなものから食べていくが、食べる順番は双子でも別々だ。ホーは肉や揚げ物が好きらしい。サアは最近、にんじんを狙って食べる。

f:id:U_S_K:20090704141150j:image:right8時過ぎたらお風呂。家族全員で入る。お風呂ではしまじろう(ベネッセ)の水車おもちゃで毎回遊ぶ。あと、小さなバケツで水をくんだり。最近は湯船の縁を平均台のようにして歩くのが好きで、もちろん両手を持って歩かせてやるのだが、一人でもよじ登ろうとするので怖い。僕が注意せず遊んでやるものだが、嫁さんはかなり迷惑に思っているようだ。

f:id:U_S_K:20090704141815j:image:right寝るのは9時過ぎ。10分ほど「おやすみシアター」をつければ、切れたあともゴロゴロしてそのまま寝るようになった。肌着は着ずに、寝間着一枚(今回の写真にある、公園のシーンで着ているものなど)。寝間着は毎日洗う。朝ご飯を寝間着で食べて、たいてい汚れるため。子供たちは寝間着のままで出かけることもある。アパートの階段を上ったり降りたり、家の周り、公園などに行く。

f:id:U_S_K:20090704144117j:image:right週末にバイオパークに行った。本当は嬉野で温泉に浸かる予定だったのだが、天気がほどほどの曇り空で暑くもないので、迷った末、真夏の間は行けないであろうバイオパークに行くことに。子供たちにとっても「温泉でまったり」より「動物とふれあう」ほうが楽しく刺激的だと思ったから。で、連れて行って良かった。前回ともまた違う、それ以上の食いつきっぷり。ゲート前のオウムやラマにもちょっかい出すようになった。そしてヤギやカピバラ、リスザル、キツネザルにも餌をやった(前回はホーがキツネザルに一回餌をやったくらい)。ヤギにもモルモットにもカピバラにも触った。温室ではチョウチョを指さし歩き、水槽ゾーンではゆっくり泳ぐアロワナやピラルクを長く見ていた。今のファミリエカード(ハウステンボスとバイオパークに入り放題)が切れたら、たぶんバイオカード(バイオパークのみ入り放題)に乗り換えるだろうな。ハウステンボスは子供向けではないからなぁ。

そういえば、しばらく前、アリを子供たちを見ていた時、急にアリを次々と踏み出したことがある。もちろん止めて、「アリさん、いたいいたいだよ」と説明したが、どうなのだろうか。子供の持つ残虐性というか、まだ遊びの域を出ていない行為なのだろうが、なんとしても止めさせるべきか、そんなに深刻に注意しなくても良いのだろうか。まず、なぜそんなことをするのかが理解できない。動いているものを捕まえたいという気持ちからだろうか。まだ死や痛みが認識されていないから踏んづけても何も悪くないと思っているのだろうか。このイノセントな行為に、どう対処したらいいのか(叱って良いのか、死ぬ様子を観察すればよいのか、悲しんで行為を責めれば良いのか)分からない。