春休み

息子の学校が金曜日に終わるので、土曜から、次の日曜まで長崎に帰り、仕事も入れずにのんびり過ごす予定だった。小学校の最終週の月曜くらいに、山梨の父が入院している病院から電話があり、入院(というか退院)について話をしたいとのことで、急遽終業式後に長野県富士見の病院に、1630までに行くというなかなか厳しい時間設定(犬連れ)。1100に息子が帰ってきて、12時前に家を出る(4時間で着くという計算)。2時間で神岡を抜けた道の駅(2月に寄ったときに牛串のうまさを息子が覚えた)につき、持参したおにぎりと牛串を食べる。いぬにも散歩させる。時間との闘いのため、いつもは塩尻北あたりで乗る高速も、松本から乗る。その後は諏訪湖SAでもトイレ休憩し、16時すぎに病院着。病室で電車で来ていた母と会う。父は車椅子を使うほどになっていた。2月末には、自分で階段を下り、トランプして笑っていたのに。父は一週間前に入院したが、個人部屋から大部屋に移り、酒たばこがダメなうえ、隣の人がぶつぶつしゃべるので参ってしまい、すぐにでも退院したいという。先生も退院は許可してくれたが、母親が体を壊すのを心配し、サポートする人間がいないと許可できないという感じ。介護申請をすぐするとして、一週間は誰か居ろと言う。・・・長崎に帰る一週間を、山梨に置き換える(ただし息子だけ長崎に送る)という案を、言わされるように提案し、では退院は月曜夕方に、ということになった。

とりあえず母と、車で犬の世話をしていてくれた息子と山梨の家に帰る。3人で食事をし、明日から一人で長崎に帰るの、がんばれよ、とか言っていたのだが、ふと、土日に家で特にすることも無いなと気づき、月曜夕方までに病院に着けばいいんだよね、と気づく。飛行機は、犬の負担も考え、名古屋ー長崎を取っている。どうせ捨てたチケットだが、行きはそのまま使用し、帰りを僕一人で月曜朝に出れば、940ー1055の便でぎりぎり16時半に病院に行けると判明。帰りの便は3万4千。キャンセルの払い戻しも5000円くらいあるみたい。長崎の娘たちに高校合格祝いで会えるなら安いもの!ということで夜中に予約。娘たちにも連絡。月曜の朝に市役所(支所)で介護認定の手続きを僕がする予定だったが、それをなんとか母にしてもらうことにした。

土曜は名古屋1745−長崎1920の便。ただ犬が居るのでのんびり散歩しながら行く。遅めの朝ご飯で、介護申請の書類をネットで探すが、在住の市の様式は無く、似て居るであろう近隣市の様式をコンビニでプリントアウトし、個人番号などをそこに記入して、こんな感じで書くだろうと母に伝える。11時に家を出て、恵那山SAで1時に昼ご飯。早すぎるので常滑で下り、田んぼで散歩して、100均でフン入れ袋と餌ボウルを買って、車を預ける。メールで連絡していたものの伝わっておらず、三日で帰ってくることで再計算してもらう。この金額も5000円ほど安くなったので、チケット代はさらに安くなったと言うことか。

空港でも散歩させ、ガチャし、カウンターで犬を預け、本屋に行ったり、夕食のおにぎりとカツ丼を買いこんで搭乗。息子は100均で買った永遠に遊べるというカチャカチャするのをやっている。雲の上の夕焼けもきれいで、息子が写真を撮っている。飛行機の木製おもちゃをもらう。車輪を指でくりくりして遊んでたんだぞ、と言うと、以前、僕の友達の出産祝いに木のおもちゃを送ったよね、と返してくる。ちょうどその友人から旅行提案のラインが来ていたので、あれがその人だよと話がつながった(息子も僕のラインをたまに覗く)。

長崎で犬を受け取り、散歩して、迎えに来た妻の車で長崎の家に。9時前だったか。

日曜は予想外の雨で、屋根に登り煙突掃除(これも外注したら、2万円かかるうえ、ススが部屋に漏れる(自分ではマスカーでストーブ回りを囲んでススが飛び散らないようにしてる))はあきらめ、本体掃除だけにする。受験の苦労や、通学用に選んだリュック(機能性が高そう)を見せてもらったり、一緒に散歩したり、通学バスの話を聞いたり、娘たちといろいろ話せて良かった。

月曜は7時に家を出て、家の前のバス停から中央橋に行き、リムジンバスで空港に行く。月曜朝で道が混んでいるのか、バスがなかなか来ない。もっと遅いリムジンを使っていたら、かなりぎりぎりだったろう。飛行機は940の出発だが、850には空港についた。11時には名古屋に着き、車を預けている駐車場から迎えに来てもらい(かなり時間がかかった)、駐車場に着いたらちょうど包括支援センターから電話があり、翌日15時にケアマネさんと家にきてもらうことに。病院の社会福祉士さんが手配してくれたものだ。12時には駐車場を出て、ガソリンを入れて、昼食は虎渓山でパンとコーヒー(とカレー濡れせん)。山梨の家に15時ごろには付きそうだったので、電車で行く予定だった母に電話し、そのころ家に着くから待っていてもらうことに。ところがその先の道路が工事区間が多く、70キロで走らされたりするので、付いたのは15時15分頃。それでも病院には16時前に付いた。ナースセンターのようなところで担当医と話をし、さらに入院中に転んで頭を打ち、頭蓋内に出血はないものの水が増えているということで、4月7日にもCT検査するという(仕事の都合で、後日4月5日に変更してもらった)。薬剤師から薬の説明を受け、車椅子を車の横に付け、父を家に連れて帰る。まだ介護ベッドなどないので、とりあえず2階の父の部屋へ。病院に比べ、静かで自由で快適だろう。

火曜日は包括支援センターとケアマネさんが来る。介護保健、介護認定、費用の負担など、よく分かって居なかったので、どんどん聞く。本人の状態もだが、医者は母の体を心配していると強く伝える。用品関係は、ベッドは3モーター(ニトリで自分が座っても膝が上がるのとそうでないのでは大きく違いそうなため)、マットは褥瘡予防、サイドガード、おむつはテープ式に換え(病院ではパンツ式だったが、それはリハビリのためということで、変更)、防水シートも買う。ヘルパーさんが余裕ないとのことで、とりあえずいくつか連絡するとのこと。訪問看護、訪問入浴(週一で良いと伝えると、普通の施設でも週二回入ると驚いていた)も連絡してくれることに。

水曜日の午前にベッドとおむつが入り、訪問入浴の説明と契約、家の間取りや設備を見てもらう。すぐに父を移し、部屋から甲斐駒が見えないので、午後から庭の木の枝を払う。夜、長崎の家族も父に会いに来てもらうのが良いのではと、今更ながら思いつく。GWの航空券を調べ、長崎の家族の都合を聞き、翌朝に母の意見も聞き、Goサインとなる。

木曜は、10時(11時半だったっけと母と相談していた)に市の介護認定調査の人が来る。父に聞き取りしたり、母と僕にも聞き取りして、終わった後、玄関を出て、予後のことは聞いているかと言われたので、先週末の病院で先生から本人にも僕らにも、伝えられたことをそのまま伝える。午後には、介護用品の契約をする。レンタル費用はとりあえず引き落としの申し込みはしないと伝えたが、その後、母が記入したり、自分の来訪と合わせて来てもらうのも面倒だと思い、引き落としにすればよかったと後悔する。

金曜 朝一でパッドの注文をし、翌週で良いかと言われたところを、なんとか今日中にと頼む(持ってきてくれた)。ついでにレンタル費用の引き落としの申込用紙ももらう。そこに押す通帳のハンコがどれか分からなくなっていたので、銀行に行って確かめてもらい、その前の店でまんじゅうを買って、14時にケアマネさんと見つかったというヘルパーの代表の元看護師さんさんが来てくれる。24時間対応可能で、1日に何回も顔を出してくれるし、おむつが汚れていないときは、買い物もしてきてくれるなど、とても助かるサービス。ケアマネさんにも、月曜の退院から金曜までにここまで決まったことに感謝を伝える。最後に残った訪問看護は、4月6日に来て契約ということになった。蔵の前の水道を訪問入浴に使うというので、地面に置いていたシンク?をブロックを置くことで高い位置に持って行き、それでも水がシンクに落ちて飛び散るので蛇口にホースを付ける。良い水場が出来た(不安定だが)。

土 庭木の枝をまとめたので、近所のお世話になっている人が、持って行って燃やしてくれるというので、ちょうど通りかかり、近くの家に入っていくので、母が頼みに行き、積み込むのを手伝う。その近くの家の人も声を掛けてくれ、健康についての話をする。不思議な縁なのかもしれない。13時に訪問入浴が来る。せっけんやシャンプーは使わず、ひげそりは買ってきたカミソリと昔から使っている泡立て筆を使ってもらう。3人でテキパキと、1人の看護師さんが一番はたらき、他二人がサポートという形だった。午後は一人で温泉にいく。富士見高原リゾートの鹿の湯。昨日まで700円だったのが、今日(4/1)から900円に値上げという。

日 7時に家を出て、休憩一回、1055着の飛行機に対し、1037に駐車場に入る。お昼は空港で、と考えていたが、よく考えれば犬がいるので、お弁当を買って車で食べることに。1110ごろに荷物受取場から犬とともに出てきて、散歩をして、車に乗り込む。車内でてんむす(自分用)やらローストビーフ丼(息子用)を食べ、長良川SAに寄ったらドッグランもあったりして、ソフトクリームとみたらしを買って車内で食べる。1400に出る。一路富山に向かい、18時着とカーナビに出ていたところ、コンビニに寄りながらも17時に家に着く。