母体がピンチ



 出産後まる2日たった昨日の夕方、その日から歩けるようになった嫁さんだが、トイレに行ったらお腹が痛くなった。看護婦さんを呼び、お医者さんが来て、レントゲンを撮って、痛み止めを注射し、赤ちゃんは新生児室に引き取ってもらった。どうもガスがたまっているらしい。産後も腸の動きが不活発で、それなりの薬はもらっていたのだが、産後のお腹にもかかわらず、まだふくらんでいる。6、7ヶ月くらいの大きさかな。

 産後は、僕と嫁さんのお母さんが交代で病院に泊まっている。僕は出産の次の日に泊まった。生まれて3日目にもかかわらず、赤ちゃんはかなり大きな声で泣くようになった「あー、おぎゃーーー、あーーーー、あ、あ、あ、あ(ぎゃ、ぎゃ、ぎゃ、ぎゃ、あるいは、げ、げ、げ、げ、とも聞こえる)、ぎゃーーー」と、泣く。お腹が空いているときもあるし、おむつが濡れているときもあるが、ただ泣いていることもある。つまり何も不満が無くても赤ちゃんは泣くものらしく、こちらも逐一おどおどすることなく、こちらのペースも赤ちゃんには受け入れてもらおうと思っている。でも泣くとついついあやしたくなるのが親心。あぐらをかいた足の上で眠ったりすると、「ああ、この子たちを守らねば」と思ってしまう。そして幸せだ。しかしこの病院、付き添いの寝床が、床絨毯の上に直接布団を置くという形式なのは、ちょっとひどいと思う。スノコでもあれば良いのに。

 病院は、少なくとも入院中は徹底して母乳で育てさせるようで、苦しくて母乳があげられないときは、搾乳して赤ちゃんに吸わせる。母体がひどい負担がかからなければそれが良いと思う。

 18日は嫁さんの誕生日だった。指輪はサイズを決めるのに不安が残るので、ネックレス。もうちょっと可愛いのにすれば良かったかな。17日に泊まっていたので18日の朝、プレゼントをあげることができた。いよいよ30代だね。この年になると「歳」ではなくて「代」を意識するようになるよね。夕方にまた病院に行ったときに、喜々津でケーキを買っていったけど、上記の通りの腹痛で、食べられなかった。今日も引き続き絶食絶飲なので、また日をあらためて食べようね。