銀も金も…



 「銀(しろがね)も 金(こがね)も玉も なにせむに まされる宝 子に如(し)かめやも」。嫁さんが勤めていたところの先輩(60歳超の大先輩)で、双子親としての先輩でもある方からいただいた書の歌。「子に勝る宝は無い」という万葉集にある山上憶良の歌。その方が子供を産んだとき、ご主人から贈ってもらった歌らしい。書は知り合いの方に書いてもらった物らしく、結婚式の時にも「苦しみ悲しみは人生の花」という同じ書き手の書をいただいた。かなの散らし書きは結構好きなので、赤ちゃんたちもしっかり見て育つように、飾らせてもらっている。ただ今回のは万葉仮名がふんだんに使われており、普通は読めない。歌を覚えておかなければならない。