信じられない震災



金曜日の午後に起こった東北地方の震災から4日目。テレビも新聞もまだ震災情報ばかり。こんな震災をだれが予想できただろうか。地震列島と良いながら、どこか大地震は来ない、大津波も来ない、もう来ない、自分のところには来ない、と思ってしまう。残された者は、より安全な社会を作る義務だけがある。多くの命が失われた。子どもの未来も失われた。太刀打ちできない自然の力というのはあるが、それに抗う、あるいは被害を最小限に受け流す方法を考えるのが人間ではないか。

東京都知事が比較的早く数十億の支援を発表したのは、さすがこういう時は決断力が勇気を与えてくれると思ったが、その後の「天罰」発言はやはり思考を疑う。

柳井正GLAYの数億、数千万単位の寄付にも力を与えられる。日本の富裕層が金を出し合えば、数十億あるいは数兆の寄付となるだろう。資産家や元総理などはこの時のために資産を増やしてきたのではないのか?

原発はたしかに重大事だが、報道も政府もバランスを持ってやるべきだ。全国で支援が待機しているのに、受け入れ体制が整わなくて活かされていない。政府がリーダーシップを取って支援体制を素早く明確に作り上げるべきだ。ヘリコプター基地をインフラが生きている地域にいくつも作り、各被災地の救助、輸送に飛び回れるようにすれば良い。