インフル禍2



上の子の一人が先週土曜日から寝込んでいる。インフルB型。クラスで大流行中らしい。一旦熱が下がって、もう一度上がってっていうのがB型の特徴らしい。ピンピンしていた下の子のA型とは大違いで、おとなしく寝ている。そうしてくれたおかげで、家の誰も感染していない。

今日は9年目の結婚記念日なので、昨日の晩は焼き肉を食べに行った。木曜だから予約無しで余裕だろうと思ったら、よく考えると小学校の卒業式だったので、8時までという条件付きでギリギリ入れた。清香園も味が落ちたなーという感じ。熊本の孫三郎が恋しい。でも久しぶりに焼き肉食べて幸せ。子どもたちは思ったよりがっつかないで、一通り食べたら持ってきたおもちゃで遊んでてくれた。食べる前に「今日は全員にデザートだ!」と約束したために、食事を早く切り上げた感じもある。

わがまま放題の下の子は、車に乗り込むときに一番でないと気が済まない。それが分かっているのに上の子の一方が何度も、もたつく下の子をすり抜けて先に乗り込み、下の子が荒れ狂うことになるものだから、そんなときは上の子の頭をひっぱたくようになってしまった。頭を叩くのはこのときくらい。人がいやがることを我が子がしているのが、どうもよほど気に入らない自分。

わがまま放題の下の子も、とても褒められたものでは無い。もし自分の子で無ければ、一切関わりを持ちたくない。それなのに、わがままで無いときはかわいがり、わがままなときは叱り諭すことを惜しまず、どうにも放ってなどおけないのは、やはり我が子だからなんだなぁと思う。上の子たちも、学校で変な態度や言葉使いを覚えてくるものだから、こちらの神経をいらだたせることもあるのだけれど、それでもやはり愛おしく、叱るべき時は叱り、また自由も尊重したいと思う。

先日、上の子が下の子の茶碗を割ってしまったようで、晩ご飯をよそう時に下の子が「りーり(下の子)は車の(絵の)お茶碗」と言って探し始め、上の子は母親に事実を告げて謝るようにと諭され、そうしたところ下の子は泣き出し、母親が「わざとじゃないから」と言うと「わざとだ!」と言って怒り、上の子は黙って泣き出し・・・。というハイレベルな心の動きが見られたこのごろの我が家。

どこがハイレベルかというと。

・下の子が割れた茶碗を大事にしていたと言うこと、それが割れて悲しんだということ(ただし、もしかしたら相手の欠点につけこみ自分を優位にしたい(見返りを最大にする)ために悲しいふりをした可能性もある。最近そういうズルさも獲得した。)

・上の子が、割れたことを下の子に告げたら下の子が悲しむ(あるいは怒る)と思っていたこと。

・下の子が「わざと壊した」と推測していること(ただし、もしかしたら「わざと」ということにして自分を優位にしようとしているのかも)

・上の子が「わざと」と言われて、怒らずに泣いたこと。

このころの子どもにとって、悪いことをしたときに「わざとだ」と言われるとかなり悲しいもので有り、逆に「わざとだろう」と責めることが強力な攻撃になるということを、久しぶりに思い出した。