夏の旅行



f:id:U_S_K:20120907161256j:image:right夏休みの家族旅行をしようとずっと計画を練っていた。春に魚類の図鑑と「くらべる図鑑」を買って以来、どちらにも載っているジンベエザメに子供たちが興味を持っているようなので、今年は鹿児島行って水族館のジンベエザメを見るぞと、いろいろなルート(フェリーを使うか、高速を使うか、どこに泊まるか、いつ行くか)を考えていたのだが、どうしても寝ても疲れが取れない暑いさなかに長時間移動するのが体力的に不安で(飛行機や電車で行けば良いのかも知れないが、お金が掛かる)、いっそ9月にしてしまえと、そして1泊のつもりだったが2泊しちゃえとどんでん返し。子供たちは幼稚園が始まっているが、金曜の午後から行けば良いだろう。天気を見ながら直前に宿を取って、でも三連休は避けて、とか考えて宿を探していた9月5日(水)に、勢いで7日(金)午後から9日(日)までの宿を予約してしまった。返す刀で天気予報を見ると、くもりやら雨やらのマークが続いている。おいおい、天気を見ながら決めるんじゃなかったのかと自分が情けなくなりながらも、雲の切れ間の青空が美しいんだよなと言い聞かせていざ出発!

  • 9月7日 〜午後に出発して熊本に〜

f:id:U_S_K:20120907164009j:image:right金曜の幼稚園は2時にお迎えだが、嫁さんは家に帰って洗濯したいと言うので、家でなんやかやとしていると出発は3時半だ。今日は熊本に泊まることにした。2泊なのでのんびり旅しようと、熊本城北側の「城の湯」というスーパー銭湯に家族で泊まることにした。そう言うところで泊まるのはちょっとした冒険だ。広川SAで、じゃらんに載っていた八女茶ソフトを食べ(キャラメルソフトも食べた)、植木で下りて下道で熊本城に向かう。しかし、下りてからが時間がかかる。結局、宿についたのは6時過ぎだった。ただ泊まるだけなら、高速から近いところにすべきだった。それは次の日の朝、宿から高速インターに行くのに時間が掛かる点からも痛い失敗だった。

城の湯は、宿泊すると家族湯が2割引で入れるので、いつも日帰り温泉では男湯と女湯に別れてはいっているけどせっかくなので家族湯(通常料金は1時間3000円とかする)を使うことに。家族湯の予約は当日しかできないので、朝電話し、8時から1時間半で予約した。部屋は和室をと考えていたが、埋まっていたのでベッドが4つの部屋。壁も天井まである、独立した部屋になっている。ただ、部屋に入るまでは、カプセルホテルのような雰囲気で、やはり普通のホテルとは違う。お風呂に入る前に、晩ご飯を宿の食事処で食べる。せっかく熊本に来ているで、馬モツ煮定食を2つ取ってみる。軟らかくて美味しかったが、馬か牛かは判断できず。きっと馬だろう。ビールも飲んで休むのみ。居酒屋の座敷みたいで、脚もいない時間帯だったのか、子供たちももくつろいだ。

家族湯はいくつかあるうちの「本丸」をチョイス。内湯と露天がある贅沢さ。テレビ、クーラー完備の畳の部屋も付いてる。宿泊代は5人で1万円ほどで済むため、1.5時間3千円の家族湯も奮発できる。家族湯はとても贅沢だった。露天、と言っても、見える空はほんの少しで、ビルの裏とかがせまっているけど、植栽があったり、縁側があったり、それなりに雰囲気があった。

f:id:U_S_K:20120907185243j:image:rightベッド4つということで、日頃ひどい寝相の子供たちがベッドから落ちないか心配。嫁さんはベッドの間に使わないクッションを置いたり、僕はベッドをちょっと移動させて隙間を狭くしたり。読書コーナーにあった絵本を持って来たり、おてて絵本を4人で披露しあったりして、明日も早く起きたいからと寝かす。実際は落ちたりしたのかも知れないけど、翌朝はみんな無事だった。

チェックアウトし、となりのマックで朝マック。一度マフィンを食べてみたかった。マフィンはスーパーで売ってる白い生地にトウモロコシ粉が付いてるのが僕のイメージ。ところがマックのは生地は甘くて具は塩辛い肉で、えー!?という感じ。良い経験をしました。子供たちはホットケーキ。朝から幸せだったろことだろう。

ここからまた高速に乗るために、一時間くらい下道を走る。人吉の前後はトンネル数が半端なく、30以上あるように看板が出ていたし、トンネルにも番号が振ってある。しかし実際は途中の番号がすっ飛ばされていたように感じる。

深い山の中を抜けると、急に視界が開けて桜島が見渡せるようになった。桜島SAで休憩し、そこで案内されていたとおり次のICで下りる。出かける前からお昼ご飯は奄美名物、鶏飯(けいはん)に決めていたのだ。いろいろネットで探したが、水族館の近くのワーフにある店が手頃と言うことで、そこへ一直線。ちょうどお昼頃到着。僕は奄美に2、3回行ったことがあるので食べたことがあり、そのうまさを再現すべく家でも作って食べさせたりしたことはあるのだが、やはり本物の味は出ず(お茶漬けの素のようなのも買ったことがあるが、やはり似ていない)、妻も子供も本物を食べるのは初めて。いたってシンプルで、ご飯の上に、細く裂いた鶏肉と、錦糸卵、漬け物のみじん切り、小ネギを乗せ、それに鶏ガラスープを掛けて食べる。そんななのに、ご飯茶碗で2杯、3杯と食べてしまった。僕も10年前に食べたきりなので、あれこんなに脂が浮いていたっけ、と思ったりもしたが、美味しかった。やはりいつか奄美に行きたいものだ。

ワーフのデッキで桜島を背景に家族写真を撮り、いよいよ目玉の水族館へ。駐車場から建物に行く間にも、道路脇に火山灰が溜まっているのに驚く。佐世保の海きららのように、コンビニで前売り券を買って安く入館できないかと思ったが、どうやらそう言うのは無いらしい(しかしこの日泊まったホテルに、大人100円引きのリーフレットがあった)。

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