リトルマーメイドで泣く



実は引っ越してからテレビ放送が受信できなくて、電気屋さんに見てもらったところ「ブースターが無い」とのことだ。前の人が引っ越す時に、業者が間違えて持って行ったんじゃないかとのこと。工事に1万5千円ほどもかかるので、ばかばかしくて見ない方向で過ごしている。NHKも解約してしまった。

子供たちもテレビ漬けになるより良いはずなのだが、テレビに子守を頼みたい時もあるので、DVDをレンタルしている。これまで見たのはジブリの「パンダコパンダ(僕も初めて見たし、嫁さんは存在すら知らなかった)」「トトロ(何度も借りてる)」「ポニョ(同じく)」、それからディズニーの「ピーターパン(僕は初めて内容を知った)」。そして今回「リトルマーメイド」を借りてきた(嫁さんが)。借りたかったのには理由があって、夜寝る時に「おやすみシアター」というのを使っていたのだが、そのソフトにリトルマーメイドがあり、映し出されるキャラたちがどういう奴らなのか知りたく、そして人魚姫がどういう話なのかいまいち思い出せなかったからだ。

本当の人魚姫は、最終的には泡になる、という悲しすぎる話しなのだが(嫁さんが調べた)、そこはディズニー、ハッピーエンドにしてあるんじゃないかと嫁さんと話していたのだが、ハッピーはハッピーなのだが、アリエルが王子と結婚し、父親はそれを見送るのを見て(その前には父娘の確執や、父が身代わりに犠牲になるなどの悲劇がある)、不覚にも涙が目にたまってしまった。嫁さんもそんな感じ。そんな親の様子を見て、ホーが「なんか、涙が出そうね」と言っている(「なんか、涙がでそう」は、先日アンパンマンの映画を見た時にホーがつぶやいたそうなのだが、それはそれですごいのだが、そのときの周囲の反応に味をしめたようだ)。しかしこれは、泡になるのに匹敵する悲しい結末かも知れない。