おねしょ&好き嫌い克服法



 僕も子供のころは、やっぱりおねしょと好き嫌いがあった。そしてどちらも自分で考えたユニークな(と思われる)方法で克服した。それを書き留めておいて、いつか役に立てたいと思う。

 まずおねしょについて。おねしょは、大体夢の中で「おしっこしよう」と思ったときに、してしまっている。「まずいんじゃないか」と思いつつもしてしまうこともあった、と記憶している。そしてそれを克服するために、寝ているときでも、起きているときでも、「おしっこをする前には起きているかどうか確認する」ことにした。その癖をつければ、夢の中でおしっこをしたくなっても、ちゃんと目が覚めるようになった。

 食べ物の好き嫌いについては、「とにかくよく味わって食べる」という、一見無理そうなことを課してみた。すると、セロリでも、ピーマンでも、よくかみ締めることよって、まずいと思っていた強いクセが、甘みや風味として感じられるようになった。だが、そんな方法でも唯一好きになれなかった食材が、いわしのすり身だった。それが澄まし汁になっていたりすると、いわしの臭みやすりつぶされた骨の食感で、味わえば味わうほど「おえっ」っとえづくと思う。今でもたぶん澄まし汁になっていたら苦手だと思うが、長崎に来て食べたいわしのすり身のてんぷらは好きだ。