名前の由来は「さわさわ」だった



 サアとホーという名前の由来を書き留めておこうと思う。最初はまったく違う名前をいろいろ考えていた。風香(ふうか)と花音(かのん)、天音(あまね)と暦実(こよみ)とか。「サア」というのは、10月生まれてと言うことで、嫁さんと秋のイメージを挙げていたときに出てきた「さわさわ」の「サア」だ。秋でさわさわ?という意見も出そうだが、考えていたのはなにぶん夏なので、はやく秋風が吹いて欲しいという潜在意識が表れている。でも僕は名前にはなにか哲学を込めたいと思っていたので、「フーガとカノン(旋律の繰り返し→永遠性)」、「アマネとコヨミ(あまねく→普遍性、空間的広がり、暦→季節感、時間的広がり)」なんかを考えていたので、「さわさわのさわ」ではあまりに軽い、と思っていたのだが、女の子の名前があまり重たくてもなぁと思い、呼びやすく、柔らかなイメージということで、出産後にようやく決定した。ホーのほうは、嫁さんが画数なんかを考慮し、出産の数日前に考え出した「サア、ホー、佐知」の一つ。僕は「さと」も良いなと考えたけど、「と」に良い漢字が無くて、あきらめた。「佐」に「助ける」の意味がある、とかいうのは、嫁さんが調べた後付けの理由だ。