こんぼりさん・日暮れ時のシャボン玉



昨日は夕飯後に散歩に出かけた。サアが窓から外を見て「こんぼりさん!」とか言ったからだ。こんぼりさんとは、コウモリのこと。先日近所のお姉ちゃんに教えてもらい(小五)、その後一度だけ見たのだった。真っ暗闇になる直前の一時しか見られないので、夕方の散歩をしてもなかなか見られないのだ(長崎は暗闇になるのは7時半頃)。

というわけで、食事が終わりちょうど頃合いの時間と思われたので、「散歩行こうか!」とけしかけると、子供たちは人形の赤ん坊をおんぶヒモにセットし始める。「赤ちゃんは置いていこうよ」と思いつつも、待ったり手伝ったりしてようやく出かける。ホーはなぜか手にシャボン玉を持っている。

外はかなり暗くなってきた。西の空がぼんやり明るい程度。いつもの原っぱの方に歩いていく。子供たちは電線の碍子(がいし)のような丸い影を見て「こんぼりさん、いるねー」と言っている。しばらくして本物のコウモリが飛び始めた。1,2,3,4,5と数える。5,6匹飛んでいた。子供たちは「7,8,9」と、そんなに居ないけど数えている。小さい、翼を広げて7cmほどのコウモリだ。大人の目でやっと追えるくらいの速さだが、子供たちにも見えているのだろうか。

その後、ホーはほんとにシャボン玉をやりはじめ、かなり上手に飛ばすことができていた。暗闇でもまぁキレイだ。サアが追っかける。でも靴下をはかずに来たので、靴の中に草の実が入って気になるようだ。ホーはずっとシャボン玉で遊びそうだったが、いい加減暗くなってきたので、「お化けが出るよ、ママに会えなくなるよ」と適当なウソを言ってグズり始めるホーをなだめて帰途についた。