薪ストーブ2018

今年が暖冬というのは本当で、12月に入ってからも使わなくて良い日があり、クリスマスでも薪棚(180cm幅)が2/3ほどしか減っていない。

今年も職場で丸太がもらえたので、休日はその処理。一昨年に薪ストーブを導入し、その年に集め始めた細い薪と、職場のツバキの大木などが今年から使える。去年も今年もなんとか薪を買わずに済みそうで、これまでは薪集めがストレスになっていたが、なんとかなると自信が持てればストレスにならないだろう。

今年の薪ストーブ利用法は、灰は左右に畝のように寄せて、その間に新聞紙3枚を軽く丸めて並べ、1枚はちょっと堅めに丸めて、その上に杉の細木を並べたら、着火剤を使わずに新聞紙に点火。

今年は秋にホームベーカリーを買ったので、休日の朝はパンを焼いているが、そのピザ生地作成能力を使い、いよいよ薪ストーブでピザを焼くことにした。

ストーブ導入から時間が掛かったのは、生地作りだけがネックだったからではなく、焼く道具選びが難航したからだった。専用の道具はやたらと高くて、二の足を踏んだのだった。

いろいろ考えた結果、を試すことに。道具選びは、値段だけでなく、サイズと焼き方とも関係していて、うちの薪ストーブは前扉と横扉があり、これまで前扉は最初に薪に火をつけるときだけ開き、その後の薪の追加は横の扉からで、その習性に従うと、ピザの出し入れや道具の出し入れも横からとなる。しかし横から入れるには、幅22センチに抑えなければならない。そのため、耐火レンガを組み立てて焼き台を作る方法、小さな五徳と小さな鋳物プレートを使う方法、など考えたが、あきらめて前扉を使うことになったのだった。

いよいよ焼こうとした日は暖かくて、次の日に延長するなど暖冬の影響を受けつつも、朝にパンを焼いたベーカリーで昼用に11時に生地作りを開始し、1時間ほどで生地ができる。その間に熾火作りをし、スーパーにサラダなどを買いに行く。生地はパン一斤ができる小麦粉量なので、3枚くらいできるだろうと、子ども三人にピザ作りをまかせてみるが、まな板にくっついたり、ピーラーにくっついたりで、薪ストーブに投入するまでにてんてこまい。

さらに取り出してみると底が真っ黒に焦げており、表面だけを食べる羽目に。しかし生地は美味しく、焼き時間も3分ほどで小気味良い(というより忙しい)。しかし3枚とも黒焦げだったので、原因と対策を考えて翌日リベンジすることに。失敗の原因は、まな板で伸ばしているうちに打ち粉が湿って生地がまな板にくっつき、それがピーラーへの乗せにくさに繋がり、さらにストーブでの台への付着が起こり、最終的に焦げへとつながるのだと分析。

さて翌日のリベンジは、まず生地はまな板でのばさず、宙に浮かせて引っ張るように延ばすことに。打ち粉を撒いたまな板に乗せたら急いでトマトソースとチーズを並べる。ピーラーに移して薪ストーブに入れる。焼き上がる間に次のピザを用意する。たまにフライ返しでピザを回す(これは横扉からできる)。取り出すのもフライ返し(これは前扉)。

今回は280グラムの小麦粉で4枚を焼いたので、一枚が18cmと小さかった。3分割すれば20cm、2分割なら25cmくらになるかな。